ギター 上達法 38 (マイナーキーの「ⅡーⅤ」 ハーモニックマイナーを憶えよう!)
こんにちは おきな丸です。
前回までは「メジャーkey 長調」の「ⅡーⅤ」(ツーファイブ)を説明しましたので、
今回は「マイナーkey 短調」について説明していきます~
まず、「マイナー」の考え方ですが、
「メジャースケール」の6番目の音を始点として並べた音階です。
念のため、音の早見表です~
例えば、
「key C」で考えると「ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド」となります。
これを、6番目の「ラ」から並べて
「ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ」と、なります。
これで「ラ」=A音のマイナースケールになります。
ギターで弾いてみると、こうですね^^
「忘れてしまった!」
「まるで解らん!」 と、云う方は焦らずにこちらをどうぞ~
上記の「Aナチュラルマイナー」を弾いてみるとわかりますが、
何となく、「物悲しく」聞こえますよね。
これは、「コード」の記事でも書きましたが、「根音」(ルート音)に対して「短3度」(minor 3rd)が鳴っているからです。
マイナーキーでも上のスケール(音階)の譜例と同じように、
「メジャーキー」で出来たコードはそのままで、6番目から並べます。
まず、「メジャーキー」です
次に、スケールと同様に6番目のコードを始点として並べ直します。
順番が変わっただけですので、「コード」名はそのままですが、
赤文字で示したローマ数字の度数表記が変わってしまいました。
「マイナーキー」では、どのkeyでも
「Ⅰm7 Ⅱm7♭5 ♭ⅢM7 Ⅳm7 Ⅴm7 ♭ⅥM7 ♭Ⅶ7」
この並び方になります。
ここから「ⅡーⅤ」のコードを使えば「マイナーキー」の「ツーファイブ」になるのですが・・・・
これでは「Ⅱm7♭5-Ⅴm7」で重要な「Ⅴ」がm7になってしまい、「トライトーン」が含まれていません!
やはり「Ⅴm7」からでは、「ドミナントモーション」としては弱く、あまり進行感がありません^^;
「ナチュラルマイナー」では「セカンダリードミナント」でしかドミナントモーションが作れないのでしょうか?
結論から言うと、
「YES」
になります。
しかし、これではどうしようも無いので対策として、
「Ⅴ7になるように、ちょっと改造だ~!」
と云うことで生まれたのが
「ハーモニックマイナー」(和声的短音階)です。
度数等、丸暗記だとすぐに忘れるので
「ナチュラルマイナー」の短7度を長7度に変えただけ、
と憶えると簡単かと思いますが、いかがでしょうか?^^:
この「短7度」→「長7度」に変えたことにより、
6度と7度のインターバルが「1音半」になっています。
ギターで弾いてみると、
基本のポジションはこうなります。思ったよりはシンプルでした^^
次に、「ハーモニックマイナー」に変えた目的の「コード化」を見てみます。
これで、「Ⅴ7」のコードが出来て、「Ⅱm7(♭5)-Ⅴ7-Ⅰm」の「ドミナントモーション」が成立します。
この「トニックコード」への解決は、「ハーモニックマイナー」上のコードに捉われる必要はありません。
本来ならば、上記の譜例では、「ⅠmM7」になっていますが、
「ナチュラルマイナー」上の「トニック」である「Ⅰm7」でも大丈夫です。
これは、主旋律(例えば、ボーカルやメインメロディ)の音やアレンジによってケースバイケースですが、
基本の各ダイアトニックコードは、「ナチュラルマイナー」を基盤に考えて良い場合が多いと思います。
最初は「マイナーkey」の曲で「Ⅴ7」からのドミナントモーションの個所は、「ハーモニックマイナー」、
又は「メロディックマイナー」(次回以降で説明します。)を意識する位で気軽に考えてみると良いかもしれませんね^^
それでは今回はこの辺で~
ありがとうございました。
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