ギター 上達法 55 (「テンションコード」を使いこなしてサウンドの幅を広げよう!③)
こんにちは おきな丸です。
前回に引き続いて「テンションコード」を説明します。
これまでの「テンション~」の記事はこちらです。
今回は6弦をルートにした形での基本フォームです。
まずは、7thコードのダイアグラムから。
指使いや、フォームは写真を参考にしてください~
(この時に、6弦を押さえている中指の腹で5弦をミュートしています。)
で、ここからテンションを加えていきます。
9thを加えると
1弦に「9th」を加える形になります。
6弦と1弦は2オクターブ差の同音のチューニングですから
ルートを押さえているポジションの2つ上(全音)、と云うわけです~
5弦ルートの時と同様に、
「9th」を半音下げると「♭9」、上げると「#9」になるのも同様です。
実際に音を出して響きを確認してみてくださいね。
同じコードでも、微妙にニュアンスが変わるので適宜、好みで使い分けてください。
「9th」(ナチュラル9th)は、テンションノートの中でも万能で
「メジャー」と「マイナー」系コード全般に使用でき、且つ「6th」や
基本トライアド+「9th」の形でも使われます。
(※「Cadd9」のように、「C」トライアド(ド ミ ソ)プラス「9th」(レ)の形で
「7th」音が入っていなくても加えられる場合があります。)
「♭9」と「#9」は、7thコードにのみ使用します。
マイナー系や、メジャー7th、6thコード時には使わないです。
実際に上記のダイヤグラムで弾いてもらうと解りますが、
やはり、独特のエグいサウンドになるので「7th」のみになります。
次は「11th」です。
(※前回も書きましたが、「11th」は「マイナー系のコードに使用しますので
上記ダイヤグラムの「M3rd」を一つ下げて「m3」に変えて「~m7」で使用してください。
「M3rd」の時は「#11」で弾いてください。)
6弦ルート時は2弦に11thがありますので、
必然的に「P5th」をカットして弾く形になります。
「11th」はマイナー系コード時に使用されます。(「~m7」や「~m6」)
「#11th」はメジャー系コード時に使用。(「メジャー7th」、「7th」 「6th」)
次は「13th」です。
「13th」も2弦にあるので、「p5th」をカットして弾く事になります。
6弦ルートの時も、1弦で「9th」系をプラスして弾く事も多いです。
こんな形になるので、併用しやすいです。
「13th」は「メジャー7th」、「7th」系で使用します。
「6th」とは同音になるので、使っても「13th」とは捉えられません^^;
「6th」=「13th」(※オクターブの差はありますが)ですので、
「7th」系の音が含まれている時に「13th」として機能します。
「♭13th」は「7th」コード時にのみ使用します。
単体でもつかわれますが、「9th」系(「♭9」 「#9」)との併用も多いです。
これで基本形は全部です。
前回の5弦ルート時も同様ですが、
上記のポジションはあくまでも、一例ですので実際の演奏時は「ルート音」や「p5th」を省略したり、
曲やアレンジによって、ポジショニングや音の配列順序を変えたりします。
ポジショニングや配列順序を変えるときのコツとしては、
3度と7度を意識して、「テンション」を加えていくのがお勧めです。
(「コード」は、「3度と7度」があれば機能しますので、「ルート」と「P5th」は省略しても大丈夫です。)
参考にこちらもどうぞ~
他の楽器の構成やアレンジや雰囲気によって適宜、自分好みに変えてみてください。
今日はこの辺で~
ありがとうございました。