必笑!おきな丸~教則本に書いていないギター上達のコツ

ギター好き!14(コードを使いこなそう! Cメジャー)


こんにちは おきな丸です。

今日は「コード」を使いこなせるように解説していきます~
これまでに書いていない理論等は極力出さずに簡単に説明します。

まず、一般的な「コード」の定義として
「複数の高さの音が同時に鳴った時の音の響き」です。
この時の響き方で協和音程とか不協和音程と云われてます。

 

ここでは一般的なポピュラー音楽向けの説明をしていきます。
「三和音」又は「四和音」と云われているやつですね。

まずは「三和音」を簡単に説明すると、ある任意の音から3度ずつ音が重なっている和音です。
ある音から3度離れた音を重ね、その音からまた3度離れた音を重ねて完成です。
3つの音が鳴ってる和音では無く、3度ずつ重なっている和音、と云う事ですが、
結果として3つの音で構成された形ですね~

 

「~度」は、音と音の距離を表す単位だと思ってください。
例えば、「隣の家まで200メートルです」 のメートルに相当する部分ですね。
その数え方ですが、ここで簡単に説明しますので憶えちゃってください。

 

所謂、ドレミファソラシドですが低い方から順番に数字をつけていきます。
で、この数字が度数になってます。これだけです。

 

ただ、いくつか注意点があるので説明しておきます。

①この数字はC(ド)が1になってますので、1の音を根音(こんおん)、又はルート音と呼ばれます。
そのルート音から見た度数になりますので、他の音をルートにする時はその音を1にして考えてくださいね。
例えば、隣のD(レ)で考えてみると、
D(レ)が1でそのまま順番に続いて、E(ミ)が2、F(ファ)が3・・・・・と続いてD(レ)に戻ってきます。

 

②数え方ですが、ルート音が1なので(数えるスタート地点なので0と考えがちですが、違います^^;)
隣のD(レ)は「2度」、と云うことです。
上記の事を踏まえて「三和音のコード」を作ってみると、1、3、5、の数字の音を重ねると良いわけですね!

 

この譜例で考えてみると、
1=C(ド)  3=E(ミ)  5=(ソ)
この3つの音が重なりました。
ルートがCなので、これで「三和音のCコード」が出来ました~!

ドミソの3音があれば、Cコード になるわけです。

要は、1個とばしで音を3つ重ねると三和音のコードになる、ってことですね^^

 

ドミソ  レファラ  ミソシ  ファラド  ソシレ  ラドミ  シレファ
言葉にすると、こうなりますね^^;(全部、一個とばしで重なっているだけです)

 

「三和音のコード」の構成音の捉え方はこれで大丈夫です!
この上記の音を、それぞれ同時に弾くとルート音の「コード」になるわけです。

 

で、ここで問題になってくるのが上記の各コードのルート(1)から3度までの音程差が違うコードがある点です。

所謂、メジャー マイナー といわれる部分です。
メジャー(日本語での長調)は明るい響き
マイナー(日本語での短調)は暗い(又は悲しい)響き
と、捉えると解りやすいですかね。

 

「メジャー」か「マイナー」かは「ルート」と「3度」の音程差で決まります。

 

先ほどの図を見てもらうと解りますが
1のドから3度のミまでは、全音2つ分の距離でしたが
レを1として考えてみると、3度のファまでは全音1つと半音1つの音程で
半音1つ分、ドの時より狭くなってます。

この音程差(インターバル)が重要で、これで「コード」のメジャー マイナー が分れます。

 

色で例えると、「白」か「黒」かを決めるのと同じぐらいに「コード」の根本を分ける重要点です!

 

簡単にまとめると、
①ルートから全音2つ分のインターバルは「長3度」と呼び、明るく聞こえる

「ルートと長3度音があるコードはメジャーコード」
②ルートから全音1つと半音1つのインターバルは「短3度」と呼び、暗く悲しく聞こえる

「ルートと短3度音があるコードはマイナーコード」
なので、先ほどの「三和音」でやってみると
ドミソ →  (ルート  長3度なので)C
レファラ→ (ルート  短3度なので)Dm(ディーマイナー)
ミソシ→  (ルート  短3度なので)Em(イーマイナー)




(残りは練習がてら、やってみてください)
※B(シ)だけは、(ルート 短3度 減5度)になるので
表記はBm♭5  (ビーマイナー フラットファイブ)になります。若干、特殊なコードになるので今は考えないでください^^;

 

補足ですが、一般的にメジャーコードを表記するときは
音名のみか、メジャーを意味する「M」(大文字のエム)を付けて表記されます。
例えばCなら、 C か  CM とかですね
反対にマイナーは「m」(小文字)をつけるか、-(マイナス)を付けて表記されてます。
同様に C- か Cm  こんな表記になります。

 

3度に長 短があるのと同様に他の度数にも長 短がありますが、
理論的な話は、今日は「三和音」とメジャー マイナーコードの捉え方をマスターしてください^^;

続きは次回以降で少しずつ、解説していきます。

ここまでは理論的にコードの構成音の捉え方と、長調 短調の考え方を解説しましたが、
今度はこれをギター演奏に応用して使わないとあまり意味がありません^^;
折角なので、「C」を例でやってみましょう~^^

「C」= ドミソ が構成音として入っていれば成り立つので
基本形のフォーム以外にも自由に演奏できます。
まず、基本形として一般的なフォーム

どの教則本にも載っているCの基本形ですね~^^

先ほどの考えを応用していくと、C=ドミソ なので五線譜でも、ドミソと重なってオクターブ上のドが重なってます。
(1弦のオープンE(ミ)も鳴らす形もオクターブ上の長3度も重なる形ですね)
今度は構成音をそれぞれシフトして考えてみると、

こんな形に変えてみました。

これも、構成音は ドミソソド となっており「C」です。
参考までにフォームです。

人差し指の腹で軽く4弦に触れて4弦はミュートしてます。

 

ギターは一度に出せる音は一本の弦につき1音です。(他の弦楽器も同様ですが^^;)
5本~6本全部を鳴らして、5~6つの音が出ていても
「C」を鳴らしているのならば、ドミソの3種類の音しか出ていないわけです。
その時は構成音のどれかが重なって出ている訳です。

音数が多くなればサウンドに厚みが出ますが、場合によっては五月蠅く聞こえてしまう場合もあります。

例えば、一人で弾き語り等をするときは厚みが出て様になりますが、
ベースや、キーボード等、他の楽器が居るときは音域がぶつかって却ってうるさく聞こえてしまう場合もあるわけです。

そういう時は低音部をカットして高音部のみで弾いたりとか、中音部と低音部を使って高音部を鳴らさないとか、
適宜、変えていくわけです。
なので、「C」ならば 「高音部のみで3本弦だけで弾く」 とかも有るわけです。
これはケースバイケースなので、色々な形を自分で考えて応用していく習慣をつけると簡単に出来るようになります。

くれぐれも「C」のフォームとポジションは(基本形の)これ! と、云うような
決めつけや、頭の固い考えはしないでください^^;

 

もう一つ 変形させてみました。

 

低音部は使わずに4弦にルートを置いて、1弦オープンで長3度を入れてあります。
(小指で1弦をミュートしないようにしてください^^;)

これも、ドミソ のみが構成音ですので「C」になります。

実際に弾き比べて貰うとわかりますが、ニュアンスなりコードの響き方
が全く別物です。

譜面上では同じ「C」なので極端な変化はありませんが、「何か微妙な」
差はありますよね?

 

参考までに「C」で2つほど載せてみましたが、こんな感じで適宜、色々と変えて使えますので
「コード」は構成音を理解して、色々と場面にあわせて使っていきましょう~

 

一つ応用させると、
先ほどの「C」ですが長3度のE(ミ)を半音(1フレット下げる)下げて
E♭にすると「Cm」になります。色々と実際に弾いて試してください^^

 

何かしら参考になれば幸いです。
質問等があれば解る範囲でお応えしますのでお気軽にどうぞ~
少しずつ、続きも解説していきます。

それでは今日はこの辺で~
ありがとうございました。





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