ギター好き!30 (四和音を使いこなしてサウンドを豊かにしよう!①)
こんにちは おきな丸です。
これまでに色々と書いてきた「コード」の事は、三和音(トライアド)を軸にしてきました。
今回は、それにもう一つ音を足した「四和音」(よんわおん しわおん どちらで読んでも大丈夫です^^)を説明していきますね。
ほぼ全ジャンルの音楽や曲は、この「四和音」を基としていますので、
「四和音」を習得すると確実にステップアップしますし、簡単なアレンジ、作曲にも使えます。
勿論、ギターの演奏も幅が広がりますので、ゆっくり習得していってくださいね。
まず、「四和音」とは名前の通りに4つの音が重なっています。
※(色々と定義があるようですが、ここではこれで統一して説明します)
以前に書いた「コード」の説明では、「三和音」(トライアド)は3度ずつ音を重ねていく
(要するに一個飛ばしで音を重ねていく)、と云う事でした。
これを鑑みると、「四和音」とは、4度ずつ重なる、と思いますがそうでは無く、
「三和音」の上に、もうひとつ3度で重ねます。
ですので、「根音(1) 3度 5度」に「7度」を足して「1 3 5 7」の4つです。
又は、「1 3 5 6」になる事もあります。
「C」コードで例えると、「ド ミ ソ シ」 又は 「ド ミ ソ ラ」
こうなります。
何故、「1 3 5 6」の所謂、「6th」コードも入るかと云うと、
例えば、「keyC」で云うと、keyC=「ド」なので、
「ド レ ミ ファ ソ ラ シ (ド)」
を
「ド」の音から
「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」
この間隔で並べた物で、
この音階の総称を「ダイアトニックスケール」と云います。
この「ド レ ミ ファ ソ ラ シ (ド)」を並べて、各音に一個飛ばしで音を重ねていきます。
(「ドミソシ」 「レファラド」 「ミソシレ」 「ファラドミ」 「ソシレファ」 「ラドミソ」 「シレファラ」)
まずは、この形が基本になります。
各keyの音のみを使って、重ねて出来たコードの総称を「ダイアトニックコード」と云います。
この時に、自然な形で重ねていくとこれで完成ですが、
最初の「C△7」(シーメジャーセブン、と読みます)と6番目の「Am7」(エーマイナーセブン)の構成音が似ていることと、
転回形にしたときの形により、「四和音」に「ドミソラ」が加わります。
転回形の説明はこちらです。
簡単に譜例で説明すると、
まず、赤で塗った音は共通です。
6番目の「Am7」と云うコードは「A」=「ラ」の音の上に「ドミソ」(Cのトライアド)が乗っている形になります。
これを、転回形でひっくり返して「ド」を一番下に来る形にすると
こうなります。右は1オクターブ下げて記譜してあります~
この譜例のように「ド ミ ソ ラ」のコードも出来てしまいました^^;
(※便宜上、6番目と書いてありますが、これは「長6度」の意味ですよ。)
上記に書いた通り、key内の音で出来たコードなので理論上、「これも有り」
と云う事なので、keyCの場合は「C△7」と「C6」(シーシックス)のコードを使う事があります。
「keyC」だと何も#や♭が(#や♭を臨時記号と云います)付かないので、
(keyCの場合)臨時記号が付いた音が含まれたコードは、「ノンダイアトニックコード」と云い、
別の話になるので、今は考えないでください。(次回以降、順次説明していきます~)
今回の記事では、コード表記で見慣れないコードネームが出てきましたが、これも順次、説明していきます^^
それでは、今日はこの辺で~
ありがとうございました。