ギター好き!16(コードを使いこなそう!コードの転回形)
こんにちは おきな丸です。
少し間が空きましたが、引き続き「コード」の話をしていきますね。
「三和音」の作り方と、ギターで弾く時のシフトポジションの捉え方は慣れてきましたでしょうか?
その時に「ルート音」から順番に音を積み重ねて行きますが、色々と音をシフトさせていった時にポジション的にどうしても順番通りに積み重ねていく事が難しい時があります。
基本的に「ルート音」 「3度」 「5度」と積み重ねていきますが場合によっては、その順番が変わることがあります。
この時のコードは「転回形」と呼ばれます。
「C」を例に説明しますと、「C」は「ドミソ」が基本ですがこれが「ミソド」や、「ソドミ」の順番に変わってしまう時があります。
コードとしての構成音は同じなのでコード名は変わりませんが、響き方が変わるので少し性格が変わるため、3度を最低音とした時を「第一転回形」5度を最低音にした時を「第二転回形」と云って一応、区別されています。
最低音がルート音であれば、3度と5度の順番が入れ替わっても基本形と捉えます。「C」で例えると、「ドソミ」の形でも基本形と云うことです。
ギターでコードを弾くときは、ポジションを色々とシフトさせる為、どうしても転回形になることが多いですが正直な所、「~転回形」よりも「響き方」や「ポジショニング」、「トップノート(コードの最高音)」を意識してシフトさせてます。少なくとも私の場合はそうでした^^;
「ボーカルと音がぶつからないか?」とか、「メロディ楽器と重なってしまわないか?」を意識して作ってました。
これは低音部でも同様で、「ベースとぶつからないか?」等を考えた方がいいですね^^
弾き語りの形で一人だけのスタイルならば構わないのですがバンド形式で低音パートが居る時は重要になります。
一般的に、曲を作るときはメロディに合わせてコードが決められます。そのコードの流れをコード進行と言います。そのコード進行に合わせて各パートで伴奏しますがベース等の「低音」楽器は主にそのコードのルート音を主に奏でますので音域が重ならない様に意識します。(勿論、全ての場合ではありません。)
具体的にギターで説明すると、例えば「C」コードの小節の時にベースがC音を弾いてて、ギターも5、6弦の低音部まで一緒に鳴らすと音が重なってしまうことがあるので、その時は1~3弦とか2~4弦の間でコードを鳴らした方が全体的にすっきり纏まる事があります。
ケースバイケースなので一概には言い切れませんが、上記のような事は良くありますのでその時は演奏前にきちんと打ち合わせをするだけでなく、普段から「今、自分が弾いてるコード~は「トップノート」や「最低音」が何の音か、を意識して弾くだけですぐに対応出来るようになります。
こういう部分の対応がその場で出来るようになると演奏面でも確実に変化が出て大きく上達します。
ポジションをシフトさせる時に少し意識して見てください。今まで見えなかった物が見えてくるようになります^^
それでは、今日はこの辺で~
ありがとうございました。