ギター好き!32(四和音を使いこなしてサウンドを豊かにしよう!③)
「四和音」の続きです。下図を見てください。
この図はkey Cのダイアトニック表ですが、
これは以前に説明した通り、「C」音から「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」の間隔で各音を並べていき、
その各音の上に「3度ずつ」重ねて出来上がった和音です。
keyが変わっても、この「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」の間隔は同じになる事は憶えてますか?
「どのkeyになってもこの間隔は同じ」なので、その上に積み重ねていく和音の種類も同じになる訳です。^^
ただ、和音の一番下の音(根音 ルート)が変わるので、(どの音がルートなのか)コードネームが変わるだけになります~
例えば、keyを「D」として考えてみると、
「D」音を基準として、「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」の間隔で並んでいます。
その各音の上に同様に「3度ずつ」重ねていってますから、「コード」の順番、種類も同じ並びになります。
「key C」と見比べてみると、
こうなります~
このように、どのkeyになってもこの配列順序は変わらず共通ですので、
「ルート」音から各度数をローマ数字で表して「コード名」を表記します。
(度数の事を 「ディグリー」(degree) 又はディグリーネーム とも呼ばれます)
※(今回は「メジャーキー 長調」での説明です 「マイナーキー 短調」は順番が変わるのでまた次回以降で説明します^^)
この度数によるコード表記(Ⅱm7 とか Ⅲm7等)で各keyのコードを捉えていく習慣をつけると
これで一気に上達スピードが上がります!
教則本とかにも良く出てくる
「ここはツーファイブで、」とか
「最後はサンロクニーゴーの循環で~」
とか、見たことは無いでしょうか?
これは、上記のダイアトニックコードのローマ数字の事です。
例えば「ツーファイブ」とは、「Ⅱm7 Ⅴ7」のことになります。
key Cならば、「Dm7 G7」(このコードで演奏するよ~)、と云う意味になります。
同様に
key Dだと、「Em7 A7」、となります。
「サン ロク ニー ゴー」も同様で、
「Ⅲm7 Ⅵm7 Ⅱm7 Ⅴ7」のコードの事です。
※(この進行時のⅥは、場合によってはⅥ7で弾く事も多いので憶えておいてください^^;)
(次回以降でその事もきちんと説明していきますので、ここでは「Ⅵm7」で^^;)
先ほども説明したように、どのkeyでも配列順序は同じになるので、
「Ⅱ」と云えば、基本的に「Ⅱm7」なので敢えて、「Ⅱ」だけで言う訳です(単に面倒だから省略してるだけ?^^;)
ですので、他の数字「Ⅲ」や「Ⅴ」も同様に(単に)省略されているわけですね^^;
(別のコードで演奏するときは、ちゃんと「Ⅱ7」とか「Ⅲ7」とか表記か説明があるのが通例です)
ですが、これを全て口頭で「コードネーム」で伝えるとなると、
「Dm7 G7 でお願いね。」とか
最後は「Em7 Am7 Dm7 G7 で宜しく~」 とか、
面倒になるので、簡単に解りやすく
「ツーファイブで」 又は 「サン ロク ニー ゴーで」
と、だけ伝えれば楽だし解りやすいです。
この「ツーファイブ」や「サン ロク ニー ゴー」などの常套句的なコード進行の後は
ほぼ、確実に「ルート」(Ⅰ)のコードに戻ります。
この一連のコード進行を総称で「ケーデンス」(又は カデンツァ)と云います。
日本語では「終止形」です。
「ケーデンス」は色々なパターンがありますが、上記の2パターンは良く使われますので
ぜひ、使いこなしてください。
(練習で、色々なkeyで、「Ⅱ―Ⅴ―Ⅰ」や、「Ⅲ―Ⅵ―Ⅱ―Ⅴ―Ⅰ」の進行を弾いてみてください~)
このときに、漠然と「Dm7-G7-C」とコードネームだけでなく、
頭の中で、「これはkey CでⅡm7とⅤ7のDm7、G7を弾いている」、と軽く意識しておくのがコツです。
(「Ⅲ―Ⅵ~」のケーデンスでも同様です。)
例えば、
譜面を見て好きな曲を弾く時に、書かれている「コード進行」や「コードネーム」を
「この曲のkeyは何か?」、
(この前後の記事も参考にどうぞ~)
keyが特定できたら、
「譜面に表記されているコードを「ローマ数字」のディグリーネームで考える」
これをやると、一気に上達します。
私も最初は慣れ無い為に苦労しましたが、少しずつでも確実にステップアップしました^^
楽器を持たずに出来るので、お薦めです。
長くなるので今日はこの辺で~
ありがとうございました。
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