ギター好き!33 (主要三和音(長調)を理解して演奏の幅を広げよう!)
こんにちは おきな丸です。
少し間が開きましたが、「四和音」の続きで今回は「主要三和音」を説明します~
この「主要三和音」はジャンルに関わらず、曲の構成の根幹となる重要な部分ですので、
これを理解すると演奏面での応用は勿論ですが、アドリブやアレンジ又は作曲等、多岐にわたり
使えますのでぜひ、使いこなしてください~
ちなみに主要三和音となっていますが、「主要な三種類の四声和音」と云う事です。
細かい事を云ってますが、この点を間違える人が多かったので付け加えておきますね^^;
まずは、下の譜例で説明すると
この線で囲った「Ⅰ Ⅳ Ⅴ」の三種類が「主要三和音」になります。
各コードにはそれぞれ役割が有り、その「機能」を示す名称として
Ⅰ=トニック(Tonic)・・・・・日本名で主和音と呼ばれており、曲の根幹となり「安定感」をもたらす。
トニックの頭文字の「T」で表される事が多い。
Ⅳ=サブドミナント(Sub dominant)・・・・日本名で下属音、曲の中で若干の「不安定感」を出す。
後述の「ドミナント」につながる橋渡し的な役目が多い。
英語の頭文字の「SD」又は「S」で表記される。
Ⅴ=ドミナント(Dominant)・・・・・・日本名で属音、曲の中で「不安定感」を出し、
「Tonic」へ戻ろうとする流れを作る。
Dominantの頭をとって「D」で表記される。
簡単に云うと上記のようになります。
極端な例で云うと、この3種類のコードだけでも曲として充分に成り立ちます。
例としては、12小節を1コーラスとしたブルースとかが代表的でしょうか^^;
※(「ブルース」の12小節1コーラスの場合は、Ⅰ Ⅳ Ⅴ の全てが7thコードになります。
「Ⅰ7 Ⅳ7 Ⅴ7」の3種類で、一般的に「スリーコード」と云われているものです。)
改めて「ブルース」は説明しますね^^;
この主要三和音を各keyで練習すると、曲をいちいち聞いたり、憶える等の事はせずに
その場で「keyは~で」の一言でセッションできるようになります。
当然ながら、この3コードだけで何曲も演奏するとワンパターンになるので
色々と別のコードを入れたりもしますが、基本としてまずは3コードをマスターしましょう~
それが上達の近道であり、確実です。^^
具体的には色々なkeyで
「ⅠーⅣーⅤーⅠ」の進行を実際に弾いてみる事です。
key Cならば、「CM7-FM7-G7-CM7」又は「C-F-G7-C」
keyDならば、「DM7-GM7-A7-DM7]又は「D-G-A7-D」
、とかですね~
(他のkeyでも練習がてら、やってみてください~)
別のパターンでシンプルに「ⅠーⅤーⅠ」でも良いですね。
実際に弾くと、スムーズにコード進行が進むのが解ると思います。
「ⅣーⅠ」の流れは一般的に「アーメンコード」と云われている流れで
その名の通りに、教会のお祈り時(?)の「アーメン」のBGM進行です。
(BGMと云うよりは、ジングルでしょうか^^;)
※(ジングル・・・1曲に満たない2~3小節の短いフレーズ)
上記の説明でいくと、要は「SD→T」になりますが、
サブドミナントからのトニックへの解決は、進行感が弱めの為にあまり使われてないですね^^;
ですので、「SD→D→T」と、サブドミナントの後はドミナント、トニックとつないだ方が
すっきりと進行している感がでます。
この時に、「トニック」と「サブドミナント」は三声のコードでも良いのですが
「ドミナント」のコードだけは「Ⅴ7」の7thコードで弾くのが進行感が強くお薦めです。
※(Ⅴ7で弾くときは、完全5度を省略して「ルート 長3度 短7度」で大丈夫です)
このドミナントからトニックに落ち着く一連のケーデンスを「ドミナントモーション」と云います。
このドミナントモーションが、演奏でも作曲でも編曲でも全てに於いて重要になりますので、
ここでマスターしてしまいましょう~。
今日はこの辺で
ありがとうございました。
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