ギター好き!35(セカンダリードミナントを加えてもっと彩をつけよう!)
こんにちは おきな丸です。
前回にも書いた「ドミナントモーション」と、「セカンダリードミナント」について説明します~
簡単に復習も兼ねて、「ドミナントモーション」の要素として2つありましたね。
①「トライトーン」の「トニックコード」への解決
(※keyC(Cm)におけるドミナントモーションを例にして)
②ルート音の完全4度上行(じょうこう・・音が上がる事)又は完全5度下行(かこう・・・音が下がる事)
※(完全4度上行 又は 完全5度下行 する進行を「強進行(きょうしんこう)」と云います)
この2つが「ドミナントモーション」の要素になります。(セカンダリードミナントも含まれます)
この「ドミナントモーション」が「トニックコード」に解決する流れが曲の肝になるわけですが、
これだと、各keyの「Ⅴ7→Ⅰ」のコード進行時しか「ドミナントモーション」が存在しないので
人工的に自由に「ドミナントモーション」を挿入して、自由に盛り上がる部分を作るのが
「セカンダリードミナント」を使う目的です~
この「セカンダリードミナント」を挿入すると、いつもとは雰囲気が変わって変化しますので
マスターして使ってみてくださいね。
「マンネリ感」や「ワンパターン」に悩んでいる人には、特にお薦め出来る手法です^^
具体的なやりかたは、
上記の「ドミナントモーション」の2つの要素を含むコードを任意のコードの前に挿入するだけです(笑)
これだけですが、言葉だけでは解りにくいと思いますので実際のコードで説明しますね
まずは、keyCの「ダイアトニックコード」です。
この表に「セカンダリードミナント」を挿入してみると、
色付きで①「トライトーンの解決」を説明すると
こうなります。
ごちゃごちゃするので、②の「ルートの強進行」は省略してありますが、
きちんと「強進行」してます。
※譜面にも書いていますが、「ディミニッシュ」コードと「~m7♭5(ハーフデミニッシュとも云います)」は
安定感が無いコードとされているので、「ドミナントモーション」の解決先としてはまず使われません^^;
こんな感じで自由に任意で「セカンダリードミナント」を挿入します。
勿論、やりすぎは駄目ですから適宜、好きな曲に数か所使ってみてください
簡単にまとめると、
7thコードは自然と「トライトーン」が含まれるので、任意のコードに「強進行」するように
7thコードを挿入すればいいわけです。
これで、「セカンダリードミナント」の完成です。「マンネリ」や「ワンパターン」から解放です~
この「強進行」を簡単に理解するのに便利なのが、一般で云われている「サークル オブ フィフス」です。
あまりキレイなサークルにはなってませんが上記がそうです^^;
説明通りですが、「強進行」で音が回ってますので「解決先」のコードの
1つ前のコードを7thにして挿入すれば良いわけです^^
例えば、曲のコード進行が
「A♭」の時に「セカンダリードミナント」を挿入したければ一つ前の「E♭7」、
「E」の所ならば、「B7」を挿入すればバッチリです。
この時の注意点ですが、
「セカンダリードミナント」は本来はそのkeyに無い「インダイアトニック」コードになるので
あまり複数の小節に跨る形では使わずに、せめて「1小節分」ぐらいで抑えておくのがベターかと思います~
ぜひ、この「セカンダリードミナント」も使ってギターライフを楽しんでくださいね。
それでは今日はこの辺で~
ありがとうございました。
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