ギター好き!20(keyの捉え方 ♭(フラット)系まとめ)
こんにちは おきな丸です。
前回は#(シャープ)系のkeyをまとめましたが、今回は引き続いて♭(フラット)系を説明します~
シャープ系の時とコンセプトは同じなので、難しく考えないでくださいね。
特にギターはチューニングの関係上、#系の譜面が多くなりがちで♭系は苦手な意識があるかもしれませんが、事前から自分で「難しそう 面倒そう」と、壁を作らないで読んでみてください。
まずは、♭一個から
フラット一個は、keyが「F 又はDm(ディーマイナー)」になります。「B音(シ)」に♭がつきます。
このキーはロック系ではあまり見かけませんが、簡単なセッションとかでは頻繁に出てきますので、
早い段階から慣れておく事をお勧めします。
#系の時にも説明しましたが、「♭が~個付いてるからkeyは○○」の時にも♭1個の「F 又はDm」が基点になるので何とか頭に入れてくださいね^^
「F」と聞くと、どうしても巷では「初心者の挫折点」みたいなイメージをお持ちかもしれませんが、そんな事はありませんのでご安心を^^実際の演奏では以前に書いた記事で「コードフォーム」を別ポジションにシフトさせて弾く事がほとんどです。
♭×2
♭2個はkeyが「B♭ 又は Gm」になります。先ほどのkey Fの時のB音に付け足してE音にも♭が付きます。
このキーもセッションや、管楽器が居る場合には頻繁に出てきますので、少しずつ慣れていきましょう~
♭×3
♭3個も、先の2つのキーに付け足して「B音 E音 A音」に♭が付きます。このキーも良く出てきます^^;
場合によっては、キーを移調して半音あげて「key E」にしたりとかありましたが、
コードフォームなりを他ポジションにシフトすればあまり問題ないので大丈夫です^^
♭×4
♭4個は「B音 E音 A音 D音」に♭がつきます。ギターだとチューニング上、オープンが使えないですが、
基本的にはオープン弦は使えなくても、他のポジションへのシフト が出来れば大丈夫ですので習うより少しずつ、慣れていきましょう^^
♭×5
♭5個は#系の時も説明しましたが、7個の音の内、5個が♭になるので
「ナチュラル(#や♭が付かない音)音2つ以外は♭が付く」と考えたほうが解りやすいかと思います。(私はそうしました~^^;)
「F音 と C音」以外は♭が付きます。
例としては、名曲「Body and soul」は、原曲keyはD♭でした。
このキーも頻繁では無いかもしれませんが、時々見かけますので最終的には慣れていきましょう~^^
♭×6
♭6個もナチュラル音以外、全て♭になると考えていきましょう^^;具体的には「F音」以外、全て♭になります。
あまり頻繁には出てきませんでしたが、慣れていきましょう^^
♭×7
これは全ての音に♭がつくので譜例は割愛しますね^^。
#系と同様に、何も付いていないkeyは「C 又は Am」ですので、全ての音に♭をつけて「C♭ 又は A♭m」になります。
全部に付くのは、「理論上は存在している」、と云う感じでしょうか^^;
♭系はこれで全てですが、#系と同様に早見表を載せておきます。
(♭数) 0 1 2 3 4 5 6 7
(長調) C F B♭ E♭ A♭ D♭ G♭ C♭
(短調) Am Dm Gm Cm Fm B♭m E♭m A♭m
(♭の位置)無し B E A D G C F
♭系も1個の「F」を挟んで
偶数→ C B♭ A♭ G♭
奇数→ C F E♭ D♭ C♭
こんな感じで交互に順番に全音間隔で下がっていますので、何とか♭1個=「F」だけを頭に入れてください^^
あとは、#系の時と同様に導き出せるようになります。
これで#系と♭系の全てのキーを説明しました。
#系7つ と ♭系7つ で 計14個 ですが、以前に書いた
この記事にも書いた通り、音数は全部で12種類しかないので、2個多い事になります。
これは異名同音(エンハーモニックとも言います。)
具体的には
#×5個 「B」 = ♭×7個 「C♭」
#×6個 「F♯」 = ♭×6個 「G♭」
#×7個 「C♯」 = ♭×5個 「D♭」
こうなっているので、実質はこれで12種類になります。
何故、エンハーモニックで表記されるかと云うと、
例えば
key Cの時に「F音」に♭をつけて「E音」として表記すると、
こうなってしまい、見た目もすっきりしないし、何よりも音階が「ド レ ファ(♭) ファ(ナチュラル) ソ ラ シ ド~♪」
となると、不自然な形になるのでそれを避けるためにも「順番に音階が並ぶように」異名同音を使うわけです。
一応、これでkeyの説明は終わりです
それでは今日はこの辺で~
ありがとうございました。