ギター 上達法 45 (「ハンマリング」「プリング」② 「タッピング」(ライトハンド)奏法を攻略!)
今回は、前に説明した「ハンマリング」と「プリング」の応用テクニックの一つとして
「タッピング」又は「ライトハンド」奏法を説明します。
「タッピング」又は「ライトハンド」奏法は、呼び方が違うだけで要は同じ奏法を意味しています。
ただ、「ライトハンド」の呼び方は日本国内でこそ通じますが、
海外では、ほぼ「タッピング」と云われています。※(「ライトハンド!」と云っても通じないかもしれません^^;)
やり方は、
右手の人差し指、又は中指(例外的に更に複数の指を使う場合もありますが、今は割愛します。)で
弦を「ハンマリング」や「プリング」して演奏する奏法です。
※(左利きの人は逆になります)
この「タッピング」奏法を使うと、
①離れた音への跳躍が容易になる
②且つ音が滑らかにつながる(「レガート」と云います)
③速いフレーズも容易に演奏できる
④かなりトリッキーな演奏も容易になる
⑤運指(フィンガリング)の指の延長としても使える(運指側の手の6本目以降の指として使える)
・・・・・etc
等々、色々と使い方によって多岐に渡り使えるテクニックですので是非、習得して使って頂きたいと思います。
奏法の性格上、どうしても「エレキギター」「ロックギター」での奏法、テクニックとして捉えられがちですが
「アコギ」でもちょっとした「オカズ」を入れる時等にも色々と使えるので、
「タッピング」=「エレキでロック」の奏法! と云うような固定概念は持たずに
純粋に演奏の幅を広げるテクニックの一つとして、チャレンジしてみてください~
「アコギ」でのタッピングお薦めの使用例として1曲ご紹介したいと思います。
「住出勝則」さんという、プロの方で「Say no more」と云う曲です。
ゆったりとしたアコギ1本でのキレイなバラード調の曲ですが、全般に「タッピング」奏法が使われています。
是非、参考にしていただければと思います。
このご紹介した曲は難易度も高いので、いきなりは難しいですが
基本的な事から習得していくと出来るようになります。
その為にも、「タッピング」の基礎的な事を掴む簡単な譜例を作ってみました。
譜例①
まずは、運指は無しで「タッピング」とオープンの音を組み合わせた譜例です。
矢印がついている音を「タッピング」で、「ハンマリング」して音をだして
離す時に「プリング」でオープンの音を出します。
勿論、最初はゆっくりから始めてくださいね。
「タッピング」の感覚、コツを掴むのが目的であって、速く弾くのが目的ではありませんので^^;
慣れてきたら、徐々にスピードアップしていきましょう~
参考までに実演動画です。
もう一つ、練習用の譜例をどうぞ
譜例①とほぼ同じポジションですが、今度は運指も入りました。
「タッピング」→オープン→5フレット でセットの3連符の形ですね。
運指のポジションは5フレットで固定です。
「タッピング」と運指のタイミングを合わせるのがコツです。
勿論、これも最初はゆっくりから始めましょう~
参考動画です。
譜例は1弦で弾いていますが、余裕が出てくれば2~6弦までの各弦でも練習することをお勧めします。
運指のパターンも自分で順番を変えるなりして、アレンジして練習してみてください。
それでは今日はこの辺で~
ありがとうございました。
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