ギター 上達法 48 (トレモロピッキング③ 名曲「禁じられた遊び」(愛のロマンス)をトレモロで弾いてみよう!)
こんにちは おきな丸です。
前回、指弾きスタイル(クラシックスタイル)での「トレモロピッキング」を説明しました。
前の譜例では、「指弾き式のトレモロピッキング」に慣れる為、押弦はせずに
運指が無い開放弦のみでの譜例でしたが、
実際に、曲を演奏しようとすると、押弦側の運指も組み合わせる事が不可欠になりますので
少しずつ運指も組み合わせて曲として、完成させていくことになります。
ピッキング側の指の動きに慣れる事が第一ですが、次に押弦側の運指も組み合わせて行く時は
シンプルな「コード」を押さえて「トレモロピッキング」の練習がお薦めです。
例えば、「C」のコードフォームを押さえ、1弦をトレモロ 5弦~2弦までを親指で弾く、
慣れてきたら別のコードフォームを適宜組み合わせていく、と云う感じです。
ここで憶えておいて欲しいのですが、
指弾きスタイルで「トレモロ」に使う弦は基本的に1~3弦までの3本になります。
(4弦~6弦の中音、低音弦で「トレモロ」することはほぼ、無いです)
理由としては、弦の質によるものが大きい理由で、
クラシックギターは1~3弦はナイロン弦 4~6弦は弦の表面に細いスチール製の糸が巻かれて作られており
ピッキングノイズが出やすい為です。また伴奏等の音域も狭くなるので「トレモロ」に使う弦は1~3弦になります。
「エレキ アコギ」も通常のゲージ(太さ)では、1~3弦がプレーン弦で表面がツルツルしてますが、
4~6弦は細い糸が巻かれて太くなっている為、指弾きスタイルの「トレモロ」では使いません^^;
※(ピックを使用しての「トレモロピッキング」は全弦、どこでも使います。)
少しずつ運指も組み合わせての「トレモロ」が出来てくると
単純な「コード」を弾くだけでは飽きてきて、やはり「曲」を演奏したくなると思います。
今日の表題にもあるように、
練習曲として、ギター曲と云えばほぼ、誰でも知っている名曲「禁じられた遊び」(愛のロマンス)を
「トレモロ」で弾いてみようと思います。
原曲はシンプルな単音の主旋律ですが、これを「トレモロ」で弾く事で別の趣が出てきます。
好みもあるので一概には云えませんが、「こういう弾き方も出来るんだ!」と参考にして頂けたらと思います。
(※私個人としては、「トレモロ」で弾くと哀愁感が一層と強くなる感じがしてます^^;)
演奏時は、押弦側の運指は通常時と何も変わらずに全く同じです。
ただ、ピッキング側が「トレモロピッキング」になるだけですので
気軽にトライしてみてください。
今回は前半部分の譜例を載せておきます。
(譜面数が多くなるので、すいません^^;)
実演例です~
(※途中で飼い猫の鳴き声が入ってしまいましたが、大目にみてください^^;)
何か参考になれば幸いです^^
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました。