ギター 上達法 44 (「ハンマリング」「プリング」を使ってフレーズを活かそう!)
今回は「ハンマリング」と「プリング」のテクニックを紹介します。
両方とも、弦を押弦する時に使うテクニックですので、
主に左手(左利きの方は右手)を鍛えていきます。
この「ハンマリング」と「プリング」をフレーズに組み込むと
フレーズの一音一音が非常に滑らかにつながり、速いフレーズほどキレイに且つ、滑らかにつながります。
又、「コード弾き」の時に装飾音的に組み込んで、「ちょっとスパイスを利かせる」様な形にも使えます。
この二つのテクニックを少し応用して「ライトハンド奏法」や「タッピング」と云った形にも発展させられますので
ぜひ、習得してくださいね。
(「ライトハンド奏法」と「タッピング」は次回以降で改めて説明します~)
「ハンマリング」から説明しますと、
ハンマー(金づち)のINGが付いた語で「ハンマーで叩くように押弦する指を弦に叩きつけるようにして音を出す」テクニックです。
譜面では頭文字の「H」で表記されています。(音符の上に「H」の文字が掛かれていれば、「ハンマリング」で音を出します。)
この時、最初の一音だけピッキングして弦を振動させる事が多いですが、
完全にノーピッキングで押弦する指のみで音を出す場合もあります。
(これは曲やフレーズによってケースバイケースになります。)
「プリング」はプル(引っ張る)のINGが付いた語で「既に押弦してある指を離す時に、弦を引っかけるように離して音を出す」テクニックです。
譜面では頭文字の「P」で表記されています。
同様に、最初の一音だけピッキングして弦を振動させる事が多いですが、
「ハンマリング」で音を出して、そのまま「プリング」で音を出す事も多いです。
※(「トリル・・・・(素早く連続して「H」と「P」を繰り返します)」がこれに相当します。
言葉の説明だけでは、解りづらいと思いますので動画の例をどうぞ~
まずは、「ハンマリング」の例です。
「プリング」例
「トリル」例
動画では4本の指を使ってますが、最初は指1~2本から始めて慣れてきたら指を増やしていってください。
スピードも出来る範囲でゆっくりからで大丈夫です。
いきなり無理をすると最悪の場合、「腱鞘炎」等にもなりかねませんので^^;
動画内では6弦のみですが、全ての弦で練習してくださいね。
日々の練習のウォームアップとして、3分間するだけでもかなり効果的です!
3つ全ての動画に共通ですが、コツとしては「指に力は入っていません」
ピッキングをしている時とほぼ同等の力加減です。
強いて言えば、
私の場合はピッキング時の運指の力が100%として、「H」と「P」、「トリル」時が105%ぐらいの感覚でしょうか。
力では無く、(感覚的には)弦の芯のような部分を指で「H」「P」する、と云えばいいでしょうか^^;
注意点としては
「ハンマリング」 ① 指をできるだけ立てる
② 垂直に真下に指を落とす(弦を押弦する)
「プリング」 ① 余計な力は入れない(押弦に必要な力だけ!)
② 押弦している指先を掌側に引き寄せる感じ
私は上記の点に気を付けています。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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