必笑!おきな丸~教則本に書いていないギター上達のコツ

ギター 上達法 39 (マイナーキーの「ⅡーⅤ」② メロディックマイナーを理解しよう!)


 

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こんにちは おきな丸です。

今回は「ハーモニックマイナー」に続いて「メロディックマイナー(旋律的短音階)」を説明します。

 

まずは、「メロディックマイナー」を譜面で表すと

「ナチュラルマイナー」の6度 7度を半音あげた形です。

 

譜例の赤のローマ数字で見ると、

通常の「メジャースケール」の長3度を単3度に変えただけ、と捉えたほうが解りやすいでしょうか^^

 

この「メロディックマイナー」ですが、上行形と下行形とで音階が変わります^^;

上行形は上記で書いた通り、「メジャースケール」の長3度を単3度に変えた音階ですが、

下行形は通常の「ナチュラルマイナー」と同じ形になります。

 

これは、「ナチュラルマイナー」の7番目の音が原因で、

各スケールの7番目の音は「リーディングノート」(日本語で導音)と云われており、

次の音である「ルート」に戻る重要な音とされています。

 

「リーディングノート」と「ルート」のインターバルは、「全音よりは半音が望ましい」との事で

「メロディックマイナー」では上行形では「ルート」に戻る(導く)為に半音間隔である長7度ですが、

下行形では、その必要が無い為に長7度では無く、短7度になります。

※(「ハーモニックマイナー」にはこの理屈は適用されず、「メロディックマイナー」だけです^^;)

 

ですが、最近はあまりこの事を意識せずに使われることも多いので

「一応、こういう法則があるんだ」程度には憶えておいてください^^

 

この「メロディックマイナー」はジャズのアドリブソロ等では重宝するスケールで、

アレンジや作曲にも色々な所で使われます。

具体的な使い方等は順次、次回以降で説明していきます~

 

これまでに3種類のマイナースケールが出てきましたが、ここで簡単にまとめておきます。

 

①「ナチュラルマイナー」

 「メジャースケール」の6番目の音から並べると自然な形で発生する

「ナチュラルマイナー」では、

「ドミナントコード」であるⅤ7が存在せず、「リーディングノート」が全音間隔で弱い為

この2点を改良したスケールが「ハーモニックマイナー」(和声的短音階)

 

②「ハーモニックマイナー」

「ドミナントコード」である「Ⅴ7」が存在し、「リーディングノート」も半音間隔で存在。

短6度と長7度のインターバルが1音半と大きい為、

次に改良されたのが、「メロディックマイナー」(旋律的短音階)

 

③「メロディックマイナー」

「ハーモニックマイナー」の短6度と長7度のインターバルを解消し、

テンションを含むスケールが発生して「ドミナントコード」も存在する。

 

一応、下行形は「ナチュラルマイナー」と同形になるが、

現在は意識的に同形にしない事も多い。

ジャズのアドリブソロ等に重宝される。

 

マイナースケールが3種類もあってややこしそうですが、

漠然とひとつずつを暗記しようとすると大変ですが

経緯や関連付けていくと、理解しやすいかと思いますがどうでしょうか^^;

 

 

それでは今日はこの辺で

ありがとうございました。

 


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2 thoughts on “ギター 上達法 39 (マイナーキーの「ⅡーⅤ」② メロディックマイナーを理解しよう!)

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